第2回韓日ローカルミニオフ會(その2) |
3、第三日目 10月30日(天気 晴) 今朝は冷え込んでいます。 1℃位でしょう。 朝食をとるために 宿泊先の扶餘BRATO−MOTELから、昨夜夕食のあった食堂へLet'go! 床暖房の暖かい部屋でテーブルの上には17品のおかずが並ぶ。 韓定食です。 全員19名(女性8名)はお互いに気持ちもより一層通じ合いニコニコ顔で辛味も慣れて 丁度良く体の中から温まります。 9:00 バス出発〜進行 バスの中でも名カイドさんの話で盛り上がります。 この方ハンドル名烏堂(ウドウ)さん、吉本興業からスカウトの話が有ったとか? 無かったとか? 演歌・浪曲・身のこなし・その他……ウマ〜イ! その上気づかい心づかいバッチシです。 定林寺(ジョンリンサリ)…(6世紀中頃創建)と五層の石塔(チョンリンサジ)へ。 寺(サ)は無く、この石塔(百済塔)は五重塔の原型とか? 又 山高帽子をかぶったような高さ5m位の石仏坐像(ソッブルザサン)…高麗時代 どちらも1000年以上の風雪に洗い流され丸〜るく丸〜るくなって現代人の心の ギスギスを見ているようです。と同時に遠い〜時の流れを感じさせてくれました。 1時間弱で宮南池(グンナムジ)…百済時代(4〜7世紀)の王家の庭。 韓国最古の人工池。今はその面影はなく広々として荒れ気味。 次は 扶餘(プヨ)博物館へ 百済の古い建築様式を復元してます。 土器 ノミ 剣 壷 瓦 カメ棺 鏡 など日本と同じような品が展示されており、 中でも百済金銅大香炉(ベッジェグンドンヒャンロ)は、1993年山里の寺址から 発堀した高さ62.5cm胴体19cmのバランスのとれた形、そして百済時代を 凝集したような繊細な模様が多く、見ていると自分もその時代に居たような 錯覚をおこします。 百済観音像も穏やかな美しさを…… 有名な左の膝の上に右足を掛けて、少し首をかしげている顔の頬に右手の指を当て、 瞑想にふけっている弥勒菩薩半跏像が残念ながら展示されてませんでした。 博物館を後に全州(チョンジュ)到着… ここで全北支部の鄭支部長、文副支部長さんがわざわざ来られて一緒に食事。 そして夕方迄同行してくださる。 待望のビビンパの昼食 20余種の材料で調理した郷土料理は美味しさ抜群。体の芯から温まり栄養も満点。 帰国してビビンパを食べなくなるのではと心配? 食後、朝鮮王朝を立てた李成桂(1335〜1408)を祭ってある慶基殿へ… ここで市の観光課の方が2人来られて日本語で案内してくれました。 この時代に韓国文字が出来た。代々の王が服の色帽子の型で自分の権力を 誇示しているのは面白く、現代でも通用しているのではと? 工芸展示館でも韓紙で作った扇、うちわ、その他紙製品が日本と同じ製法で… 次は私の関心ある伝統酒博物館へ お酒は果実酒が多く、帰宅してよく見たら山ぶどうのワインでした。 夕方南原(ナモゥ)到着 日暮れは早いので急ぎ足で広寒桜へ ここは古典(永遠の愛の指針書)「春香伝」の発祥地でもあります。 園内で、民族衣装(チマ、チョゴリ)を着て、写真を撮ったり楽しさ一杯… 本日の走行距離200km 夕食後は珍石(姜信官)氏の御好意で国立民族国楽院定期公演(80分)へ 私は広寒楼の風景と重ねて、民族衣装を着て奏でる音色を楽しみました。 眠りながら楽しんだ方も いたとかいないとか? 最後の夜です 全員19名 TWIN-PARK-HOTEL 515室で円座になり 中心に烏堂さんが座り、酒盛り開始。 2時間余り皆ニコニコ顔で一丸となり別れを惜しみ、私も立膝アグラで 韓国の人になりきり楽しみました。 今回の交流会で私は心に栄養をもらい、別れるのがイヤで、このまま九州迄 バスを走らせて欲しいと、運転手さんに頼みました。 今の日本で失われている大事な物、事など気づかせてもらいました。 このREPORTを書くにあたり、歴史年表をめくり何十年振りに勉強しました。 (メーラ 記) |
4、第四日目 10月31日(天気 晴) 四日間、韓日19人で寝食を共にし、和気藹藹と釜山、機張、錦山、扶余、全州、 南原と巡り、お別れする日となりました。空は韓国晴れ、心は小雨。 8:00 南原Twin park hotel 出発 李 模範食堂で韓国式朝食 米飯、キムチ10皿以上、グチの空揚げ、堅い黒豆煮、どんぐり豆腐、たまご蒸し鉢 イリコと米のとぎ汁で大根葉の味噌汁。米飯、味噌汁を除いて一皿一鉢ずつを長い箸、 長いスプーンで4〜5人で頂く。 四日間毎回多い時は30皿位出るキムチを辛いと、水で洗っていたPMOさんも 辛さに慣れて美味しそう!! 9:00 恒石:Rockyさんと、お別れ。 バスが見えなくなるまで手を振って別れを惜しむ。 実る柿 見る己何時 実るかな 恒石 日韓交流壱番館より 車中はお互い別れを惜しんで歌、挨拶の応酬、走る車中で炭坑節を踊ったり。 車窓左側には山々が連ね雪を被った智異山1915mが見え隠れし、 金基河さんに頂いた銘酒、「抱川」に酔う。 11:00 馬山で大邱の素珠さん(朴玉子)、柱逸さん(金点守)、桐さん(呉京淑) 星山さん(権寧玉)、佳松さん(金基河)、五人とお別れ肩を寄せ合い、涙ぐみ再会を 誓い合う。 淋しくなつた車中、烏堂さん(金成国)、石芝さん(金徳五)、金幅基さんと 福岡Gの10人計13名、寅斎さん(李鍾根画伯)が一人一人に描いて下さった 絵のオークションを、和賀仙人さんの掛け声で一喜一憂し一枚ずつ頂く。 バスは高速道路を釜山に向けてひた走り 12:00 ロツテデパート到着 フリータイム 13:00 佳亮さん(呉景煥)、寅斎さん(李鍾根)と焼肉店「天下壮士」で昼食。 プルコギ 漬け込んだ豚肉を焼いて大きいのはハサミで切る。色々な野菜の葉に乗せ、 コチジャン、野菜、キムチ、にんにく等を乗せ巻いて頂く。 凄く美味しく、野菜を、これほど多く食べる国は余り無いと思いました。 14:30 国際市場 フリータイム チマ・チョゴリー、キムチ、チョンズ、焼酒等など10,000ウオン=1,000円 16:00 国際旅客船terminal到着 会長 呉正太さん、一松さん(崔雲澤)、金瑞敏さん、姜泰植さんも見送りに 来て頂きました。 烏堂さん、石芝さん、金幅基さん、佳亮さん、寅斎さん総勢9名の見送りに感謝感激。 それぞれの方から、全員へお土産を頂きました。 姿が見えなくなるまで手を振って下さるご厚情に、熱いものを禁じえませんでした。 17:30 関釜フエリー星希に胸一杯の思い出と友情と友好を持つて乗船しました。 韓国の元老坊の皆さん、お元気で何時までも何時までもこの友好の輪が続きます様に 祈っております。 19:45 下関に向けて出航 (ひかり 記) |
11月1日 昨夜は乗船した途端、雨が降り始めて(@_@)。出発以来好天気に恵まれ、 雨が降るなんて考えたこともなかったから。 4日間の興奮の連続と、釜山港での別れの寂しさとで、複雑な気持ち。 これを察したかのように、小雨が降り始めた。 早朝3時頃には下関港沖の六連島付近に仮停泊。まだ小雨模様だ。 いただいたお土産、買ったお土産。みんな抱えきれないほどの荷物を持って帰国。 身体からはニンニク、荷物からはキムチの匂いをぷんぷんさせながら、一路帰宅を急ぐ。 韓国のKJnet Clubのみなさん、感激を与えていただきありがとう! メロウ倶楽部福岡Gの訪韓団のみなさん、ヨカッタネ! (和賀仙人 記) |
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17品のおかずが並ぶ 韓定食
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定林寺(6世紀中頃創建)の五層の石塔
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5m位の石仏坐像(ソッブルザサン)
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韓国最古の人工池、宮南池(グンナムジ)
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国立扶餘(プヨ)博物館入り口にて
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全州、支部長、副支部長とビビンパの昼食
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全州工芸展示館で見たかかし
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全州、再建新築の両班の家にて
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南原、「春香伝」の発祥地玩月亭
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春香の肖像画
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民族衣装を着て写真を撮る
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珍石氏、御好意の国立民族国楽院公演
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馬山にて大邱グループと涙で再会を誓う。
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garishさん案内の焼肉店「天下壮士」で昼食
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