地 域 活 動 (福岡57)

第2回韓日ローカルミニオフ會(その1)


  今年の秋は駆け足で通り過ぎ、早くも冬がやってきたような空模様が續いている。
  メロウ倶楽部福岡グループは、正確に言うと、2002年10月27日(19時)〜11月1日(8時30分)の
  日程で韓國を訪ねました。

  この間、garishさん、烏堂さんを始めKJNet clubの大勢の皆様のお蔭を得まして、
  無事に終えることができました。

  旅行中はすべて晴天に恵まれ、韓日のシニアネット仲間は和気藹々とした雰囲気で
  友好親善關係の絆をより強くしたものと感じています。
  言葉では言い尽くせないご厚情に感謝申し上げます。
  この想い出は終生忘れることはないでしょう。以下は、数人で分担して書いたレポートです。

                                    (堅香子 記)    

  旅程
  10月27日(日) 下関港発
  10月28日(月) 釜山港着 KJnet Club総会に参加 機張泊
  10月29日(火) 錦山、扶余 扶余泊
  10月30日(水) 全州、南原 南原泊
  10月31日(木) 釜山、釜山港発
  11月01日(金) 下関港着

  訪韓団(敬称略)
  FORWARD、堅香子、いれぶん、せっしん、ひかり
  PMO、ひこさん、パリカ、メーラ、和賀仙人 一行10名

  10月27日
  寒波襲来。冬支度で出発。計画では明日出発の予定だったが
  とんだハップニングで、3泊4日の旅が5泊6日となる。

  おみやげの調達と運搬のため、乗船手続の1時間前に下関駅に到着。
  おみやげにお酒を選んだのが拙かった。韓国の免税限度をはるかにオーバーする量があり、
  船の中で飲んでしまおうか等喧々諤々。
 (翌朝税関吏に酒?と聞かれたものの、そのままフリーパス。心配が杞憂に終わる。
  あの心配が一体何だったのか、拍子抜け。)

  18時に乗船。定刻の19時少し前に出航して驚く。
  風が強く、船揺れが予想されたので、早めに食事し、早く横になる。
  案の定揺れが酷くて、一睡も出来なかった人もいたそうだ。

                           (和賀仙人 記)


  1、第一日目 10月28日(天気 晴)

   昨夜国際ターミナルを出発し、夜中AM3時15分釜山港着。

   AM8時下船(一日中和服)
   釜山港へ出迎えにきていただいたKJnet-Club釜山の皆さんとお会いした瞬間に
   歓声が沸きあがり、再会の喜びは感動的でした。

   9:35 世界唯一のUN墓地(公園)見学
   2,300人の人を祀っているこの地は各国の国旗がたなびく中、広い公園を見学。
   丁度カナダ墓地見学の折、カナダ人御夫婦が偶然おまいりに来られたので 銅像前で写真撮影。
   今、墓地の周辺には 赤 ピンク 黄色の綺麗なバラの花が咲いていました。

   10:40  忠列祠見学(釜山の靖国神社みたいな所)
   昔、国のために守ってくれた人達はこんなだったと子孫の教育のために作られ、
   朴大統領の時に整備された。
   韓国では 敬老精神は徹底的に教育をやってられるとか・・・
   (老人の荷物をもってあげたり、座席譲りなど)

   12:00   釜山駅近くの「通運Buffet」15階にて
   KJnet-Clubの総会に福岡Gも参加し、高級なバイキング方式で会食。
   終了後、大型バスで移動、車窓よりゴロク島、カガン大橋を見ながら一路龍宮寺へ

   16:07   海東龍宮寺到着
   ここにおまいりすると ”死ぬまで生きる” という伝え有りとか・・・
   181センチ86歳の大邸の会長、Doamさんもお元気! 周りはもう紅葉真っ盛り。

   18:40  機張の「東洋ガーデン」にて韓牛焼肉で懇親会
   お礼に手品と日舞を披露し その後、3Fのカラオケ室に移って、22:00頃迄交流会。
   テーブルに並んだ焼肉の・・・キムチの数々初日で舌がなれず美味しいですか? と
   問われても、唯ハァハァハァばかりでしたが、日一日とその辛さには慣れていきました。
   カラオケは曲が飛び出ては消え又飛び出ては消え、
   次から次へと2時間に1曲しか歌えず〜〜〜丁度時間となりました。解散。

   和気藹々の楽しい愉快な一日でした。宿泊は「東洋ガーデン」近所のMotelにて

                               (PMO 記)


 2、第二日目 10月29日(天気 晴)

  7:30 韓国式朝食
  Rockyさんから韓国料理のエッセンスは「醗酵」と「煮詰」とのお話しあり。

  8:15 EQUUS(エクアス)MOTELを出発 
  途中で光州に帰られる瑞汀 (金栄一)さんが下車され、メロウのバスに同行される方は、
  釜山の鳥堂(金成國)・石芝(金徳五)・金幅基さん、テグ(大邸)の佳松(金基河)
  素珠(朴玉子)・桂逸(金点守)・桐(呉京淑)・星山(権寧玉)さんと群山の恒石
  (尹泳録)さんの9名となる。

  バスはいったん釜山方面に向い、馬山を経て普州から北に向う。
  新設の高速道路で朝鮮人参の産地、錦山に向かう。
  今日から案内が鳥堂さんになる。昭和2年生まれ75才の元気で陽気な鳥堂さんに、
  最終日の釜山まで楽しいバス旅行をさせて頂く。

  途中左手に馬耳山(Maisan)、右手に徳裕山(Deogyusan)の雪山を見、韓国第二の長い
  トンネル(3,700m)を抜け、日本の佐賀辺りに似た、田圃と山並みの風景を見ながら
  バスは快適に進んで行きました。
  ここでとんでもないハップニングが発生。
  鳥堂さんの発案で「一人一曲づつカラオケを唄って貰います」と。
  メロウチームは歌詞を思い出すのに四苦八苦の大苦戦、韓国チームはお得意の歌をスラスラと。
  日頃の鍛え方の差が出ました。

  12:00国際人参市場到着
  人参畑は黒い網目の日よけの保護カバーを架け、6年で収穫。政府も支援している由。
  早速お土産店で買い物。

  12:30−13:30
  昼食は当地ご自慢の参鶏湯(サムゲタン)。ひな鳥のお腹にもち米、なつめ、ニンニク、
  高麗人参を入れて長時間煮込んだスープ仕込みの鶏の煮込み料理。おいしく戴きました。

  15:00 扶餘(Buyeo)へ到着
   6代123年(538-660)続いた百済王国終焉の地。
  白馬江の船付場から船で扶蘇山(プソサン)の落花岩へ。
  新羅・唐の連合軍に追い詰められた百済の官女たち3,000人が身投げしたという百花亭まで
  急坂を登る。
  彫刻の公園をバスの中からアイスクリームを食べながら見学。町に戻って同じ山を
  反対側から、紅葉が綺麗な緩やかな歩道を登りました。

  18:00−19:30
  韓定食で夕食。4人一組でセット料理が出たが、皿数が多くてデジカメに入り切れない。
  ご飯をおかわりして、いろんな種類のキムチに挑戦しました。

  19:40−20:00
  Motelに到着し、部屋にバスタブがあるので早速お湯を入れて一風呂浴びていた所、
  鳥堂さんから503号室に集合・懇親会との召集がかかる。
  遅れて到着、話題は健康談義。
  石芝(金徳五、釜山日本語通訳の会副会長)さんが、ご自身が実践中の呼吸を整える
  ヨガ体操を見せてくれる。
  「健康は努力しないと維持出来ません」と日本語でサラリと言われました。

  観光メニューが盛り沢山の長い一日が終わりました。

                               (パリカ 記)

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ポッポ屋(姜泰植)さん
UN墓地にてカナダ人御夫婦と
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寅斎さん(李鍾根画伯)から絵の説明
忠列祠にて
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忠列祠にて
KJnet-Clubの総会で挨拶される金大洙会長
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海雲台、砂浜を歩く
龍宮寺
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海東龍宮寺にて
PMOさん日舞を披露
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ひかりさんの手品
韓日お二人のカラオケ熱唱
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錦山、人参市場にて
参鶏湯(サムゲタン)
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白馬江船付場から落花岩へ
百花亭からの急坂を下る
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ここにしか無いと言う皐蘭
百済終焉の地白馬江
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扶蘇山城登山道の紅葉を背に
扶蘇山城、迎日楼

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