あすばるフェスタ2001

Part 1 第3回メロウ倶楽部講演会

平成13年11月24日(土) メロウ倶楽部福岡グループは、福岡県女性センター「あすばる」5周年記念のイベント 『あすばるフェスタ2001』 に参加いたしました。

会場正面には、かれいさんがご多忙の中をわざわざ作って下さった 「メロウ倶楽部講演会」 の横断幕がこちらに向って堂々と胸を張っている。なんだか誇らしげで嬉しくなってくるから不思議。

入場者の男女比は 3:7 くらいだったろうか。まず、和賀仙人さんの 「メロウ倶楽部」 の紹介から
始まり、順序に従って、講師の大分県立病院名誉院長・肥田木先生の講演が進められた。



講演中の肥田木先生


その講演内容は、つゆくさ さんが記録され、Acrobat PDFファイルになっていますから、ご関心の
ある方は、下のアイコンをクリックして下さい。なお、これには Acrobat Reader が必要です。
未だ、インストールされていない方は、こちらのアイコンクリック。 →










肥田木先生の講演寸描 ;

1.体重を計る時、体重計に乗るのは、毎回同じ条件で計ることが望ましい。先生ご自身でも毎朝体重計から下りながらうなだれていると面白おかしく話された。それほどに中高年では体重の維持が容易なことではないと心すべきである。

2.乳がんについて、最近の若い世代では母乳をやらない人が多いが、母乳をやらない人に乳がん罹患率が高い。

3.栄養について、魚油を多く摂ることにより身長が低くなることを抑制し、腰の曲がりもない身体に
なる。また吸収されやすい牛乳をつとめて摂るよう心掛けること。

4.加齢により、味覚障害の人が多い。味がわからなくなる。これは亜鉛の不足によるもので、海苔、
わかめなど、海藻類を補うこと。

5.「がん」 とは、遺伝子が傷つくのが原因で、これには生活習慣を変えることが望ましい。

先生は産婦人科医で、ご専門は 「女性ホルモン」 メインテーマは 「更年期障害や骨粗しょう症とホルモン療法」 の権威のお一人。

女性は誰でも若いときはそれなりに美しい。けれども50歳前後を境に老化現象が加速する。つまり、
のぼせ、いらだち、不眠、うつ傾向、顔面紅潮、冷え症などの障害に悩まされるようになる。

この更年期障害は女性ホルモンの減少が原因であると知られている。そこで、「ホルモン補充療法」
が必要になってくる。アメリカではすでにずっと前から施されているが、日本ではどうも毛嫌いしている
向きがある。

この 「ホルモン補充療法」 を行うことにより、お肌すべすべの美しさは勿論のこと、骨粗しょう症に対
する効果もあり、次第に脚光をあびてきているようである。

最後に美しさを保つための第一は 「ご主人の優しさ」 であり、夫が優しくすると妻には更年期障害は
きわめて少ない。妻がいつまでも若々しくあって欲しいのであれば、夫の優しさが必要だーーーと。
ここで、あちこちで笑い声がおこった。

女性の健康は男性の、いや家庭の幸せにつながると思うし、特に中高年の生活の質を高めるには
どうすれば良いかを経験豊富な先生は、随所にユーモアを交えながら講演して頂いた。聴衆を魅了
してまたたく間に時間は経過していった。

質疑応答では 「ホルモン補充療法」 のことや、寿命のことなどについて、8件もの活発な質問が出さ
れた。懇切丁寧なご説明にみな真剣に耳を傾けた。 「ホルモン療法」 と聞くと、ちょっと身をひいて
いた部分があったが先生の講義をお聞きして、お肌すべすべ願望が強くなった。

講演後、参加者は 「良いお話でした。」 「とってもタメになりました。」 「今度お会いする時は若返って
いらっしゃるでしょうね。」 etc ... 帰り際に笑顔で口々にお礼の言葉を頂戴。 こうして、盛況のうちに
終了いたしました。

あとがき;

ご多忙の中を遠路はるばる駆けつけて下さった肥田木 孜先生、そして、ご紹介戴いたザックスさん
に感謝の意を表します。

司会をして下さった 恵月さん、それにメンバーの皆さまお疲れさまでした。

お運びくださった皆様、そしてご支援頂いたメロウ倶楽部の皆様方に篤くお礼を申し上げます。
有難うございました。

メロウ倶楽部 福岡グループ 堅香子

あすばるフェスタ2001 Part 2へ