メイン 実録・個人の昭和史II(戦後復興期から高度経済成長期) 団塊の世代が語る高度成長期―記憶をたどってNo.1幼年時代‐昭和20年代 | 投稿するにはまず登録を |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
編集者 | 投稿日時: 2013-2-14 7:50 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
団塊の世代が語る高度成長期―記憶をたどって:No.2 昭和30年代 昭和戦後史の教科書によれば、1950年代に朝鮮動乱の特需に沸いた日本は、経済は確実に右肩上がりに転じ、1956年(昭和31年):私が小学校の2年生の時:経済白書では「もはや戦後ではない」と明記され、世は神武景気の時代に突入していた。 とはいっても、未だ庶民の生活は貧しく、一般家庭ではその日暮らしと言ってもよい生活が普通だった。私の家も、戦前こそ、父が 農家の次男坊として独立し、苗木販売業で築いた財産も、戦後の ハイパーインフレと、過失による火事で、あらかた失って、元の 水飲み百姓に逆戻り。 小学校の4年生の頃からか、家計を助けるために、朝夕、新聞配達を手伝うようになった。このころから家計に、いくばくかの現金が必要になったような時代への変化を感じた。今までの農村経済からだんだん都市経済に移行しつつあったのだ。 当時の思い出として忘れられないのは、尾張地方に紡績工場があちこちに進出してきた。大和紡績や、尾西毛織・・・など。工場に併設して其の社宅が有るのだが、工場長・幹部社員の社宅は一般社員のそれより随分、広い敷地に立派な家が建っているなと、新聞を配りながら、それらを、まぶしく眺めたものだった。 (タカのブログより新聞少年のイラストをお借りしました) |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿するにはまず登録を | |