メイン 実録・個人の昭和史I(戦前・戦中・戦後直後) 特攻インタビュー(第10回) | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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編集者 | 投稿日時: 2014-1-16 7:54 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
特攻インタビュー(第10回) 22
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編集者 | 投稿日時: 2014-1-15 8:05 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
特攻インタビュー(第10回) 写真 7
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編集者 | 投稿日時: 2014-1-14 17:31 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
特攻インタビュー(第10回) 写真 6
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編集者 | 投稿日時: 2014-1-13 7:42 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
特攻インタビュー(第10回) 写真 5
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編集者 | 投稿日時: 2014-1-12 6:34 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
特攻インタビュー(第10回) 写真 4
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編集者 | 投稿日時: 2014-1-11 8:05 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
特攻インタビュー(第10回) 写真 3
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編集者 | 投稿日時: 2014-1-10 7:48 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
特攻インタビュー(第10回) 写真 2
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編集者 | 投稿日時: 2014-1-9 6:29 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
特攻インタビュー(第10回) 写真 1
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編集者 | 投稿日時: 2014-1-8 6:27 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
特攻インタビュー(第10回) 21 ◆若い人へのメッセージ その3 田中‥私たちの戦争体験を話すことはありますが、どこまで理解してもらえるのかと考えると、やっぱり、疑問に思いますよ。私たちの世代と子供の世代ではまったく価値観が変わりましたからね……。 岡本‥目に見えない力で、何か日本はおかしくなっている感じがしますね。だから、昔のこともいいけど、未来への夢みたいなものをみんな持ってほしいですね……。別に皆さんの活動にケチをつけているわけではありませんよ(笑)。今、戦争のことを考えて亡くなった人を顕彰してもらうことは有り難いことですからね。でも、松島でも皆さんのお金で碑を建てましたけど、世話人が亡くなって行事をする人がいなくなった。結局、松島の航空自衛隊のOB会が、殉職者の碑と一緒に並んでいるからということで、毎年お花を供えて下さっています。それで私たちも一安心しています。それから、鹿児島県の出水の方は、やはり世話人たちも年をとって、今後どこまで続けられるか分かりませんが、鶴の名所ということで観光客もあるでしょうから、ついでに特攻公園に行ってもらって、昔を思い出してくれる助けになればいいんじゃないかと思っています。 -------将来に不安を抱く時代だからこそ、過去のことをちゃんと知りたいと考えています。 田中‥あの時代、10代、20台の若者がどんどん最前線に行ったんですが、少なくても国を思い、家族肉親を思うという気持ちは、純粋なものがありました。だから、亡くなった人たちもそういう気持ちを持って亡くなったと思います。戦争というのはあってはいけないと思いますが、現実としてはその後も世界で戦争は絶えないわけですからね。まあ、私たちは戦前、戦中、戦後というものを経験してきました。今の人はそれを知らないから、そこに大きなギャップがあると思います。 岡本‥特攻だけでなく、何百万の日本人が死んだわけですから、特攻までして死んだ……死なした日本の軍隊、それから、今後、戦争をしないためにはどうすればいいのか。これを若い方々に考えて欲しい。場合によっては、大学の研究所といった所から築き上げて、政治家や官僚がバカげたことをしないように、どこからか見ているぞと。厳しい目で見ているというムードを作って欲しいです。今は政治も信頼できないし、学者も専門の細かいことをやるのもいいけど、もっと、今の日本はどこに問題があるということを出すとかね。何か、今の状況は物足りませんね。 -------今日は貴重なお話をありがとうございました。 (……了……) |
編集者 | 投稿日時: 2014-1-7 7:37 |
登録日: 2004-2-3 居住地: メロウ倶楽部 投稿: 4289 |
特攻インタビュー(第10回) 20 ◆若い人へのメッセージ その2 岡本‥つづき クエートで痛感したのですが、欧米人が何であんなところで頑張っているかというと、派遣された欧米人自身も給料がいい。したがって10年20年住み込んで、帰る時は稼いだお金を持って帰って、ロンドン郊外に1億円で家を買って、残りのお金でゆっくりと暮らすというライフスタイルなんです。だから、日本のシステムと、欧米人たちの考え方と、現地への入り方が違うんです。そういうのを経験すると、今の日本の若い人はパソコンや携帯電話でチョコチョコやっているよりも、語学と海外常識をもっと勉強して、どんどん海外に行かないと。日本企業も海外派遣をしていますけど、若い人は命令だから仕方がないというのがほとんどです。でも、喜んで行くようになって欲しい。それには日本の政府や企業も、海外勤務者の給料に少し色をつけるという程度でなく、例えばイギリスでは、海外に住み込む人の子供はロンドンの寄宿舎に入れる。夏休みが始まると航空会社が子供たちを集めて親の海外勤務地に送る。夏休みが終わると、また飛行機が各地を回って子供たちをロンドンに連れて帰る。イギリスでは、国を挙げて海外勤務者の家族を応援しているんです。日本では子供の教育があり、奥さんもあまり行きたがらないということで、海外に行って住み込むということが非常に難しい。今のように、日本も失業率が高くなって、大学は出ても就職が難しいという時代になったのだから、海外に行ってあらゆるチャンスを掴む。場合によっては永住するくらいの勇気を持って欲しいと思います。 あとは、日本の政治家たちにも言えますが、チャーチルの 「第二次大戦回顧録」とか、ちゃんとした本を読んで、あの時、イギリスはどう考えていたのかとか、どう対処したのかを勉強しないと。中国でもアメリカでもどう考えているのかと、そういうことをもっと真剣に考えて欲しいです。あまりに、日本人が小さなことにチマチマし過ぎて、このままだと先行きが不安です。だから寂しいですよ。こんな国、こんな国民のために、我々の友達がみんな特攻隊とかで死んでいったのかって。恋も結婚もしないで、死んだんですから。それが一番、残念なことです。だから、こんなことを言うのは失礼かもしれませんが、顕彰とか慰霊祭とか、特攻とかに興味を持つのもいいけれど、それは過去のことであって、むしろ、若い人たちは自分の将来のため、これから必要なことを勉強しないといけないのではないかと思います。 |
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