終戦時占領軍の兵站部へ動員奉仕


古く甘酸っぱい想い出話です、終戦後の大阪へアメリカ占領軍の進駐《しんちゅう＝軍隊が他国の領土に進軍し留まる》に際し梅田貨物駅（現北ヤード）に兵站部《へいたんぶ＝車両・軍需品の補給等を行う機関》が設営されました
それに伴い、役所からの割り当てで、何人かを出さなきゃならい状況になり、私の職場にも・・でも 尻込みして手が上がらない・・時に声あり”青木～行こうか？”うん 行こう”で一決の処 終業時前に なって俺 《おれ》矢っ張り止めるわ、で私一人全社では１０人程、出勤すると型どおり朝の点呼

隊長さんは 人の良さそうな軍曹《ぐんそう＝陸軍下士官の一つ》殿、日本語は話せないが、朝一番の声がグッドモーニング　好感の持てる中々の紳士 我々の任務は到着した物資を貨車から降ろしてホームに積み上げたり、要冷凍の食品は借り上げ済みの大型冷凍会社に軍用トラックで運んだり直接駐屯《ちゅうとん＝駐留》部隊に運んだりで、きつい仕事ではありませんでした。荷役はローラーコンペアーなど流石《さすが》はアメリカさん！

何より嬉《うれ》しかったのは帰りのおみやげ　レーション《＝兵士1回分の食糧》一箱すつ　これが楽しみで毎日張り切って通ったことでした。
　　　　　　　　リフレー