メイン E-風俗・習慣・歌など お正月の遊び(かるた) | 投稿するにはまず登録を |
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かれい | 投稿日時: 2005-1-5 17:21 |
登録日: 2004-1-4 居住地: 投稿: 137 |
お正月の遊び(かるた) お正月の遊びとして馴染《なじ》んできたものに「かるた」がありました。
かるたは大きく分けると2種類で、ひとつは子供用の「いろはがるた」、 ひとつは「百人一首」です。どちらも単に「かるた」と呼び「かるた」 をする、と言ってました。標準的な言い方かどうかはわかりませんが。 いろはかるたは江戸時代からあったようで、読み札には世相を反映する ことわざや格言《かくげん》が使われていました。江戸風や上方風など、地域によっ て、採用されることわざは多少違っていたようですが。 「いろはかるた」で遊ぶのは、普通は就学前から小学校低学年の間だと思いますが、我が家の場合は弟妹がいましたので、比較的長期間、お正月に「かるた」は付き物でした。 「犬も歩けば棒にあたる」「二階から目薬」「論より証拠」「石の上にも三年」「地獄の沙汰も金次第」など、今思うと小さい子供には難しかった筈ですが、意味もわからずに歌のように覚えていたのでしょう。 「三年寝太郎」《さんねんねたろう》というのもありましたが、これは未だに意味はよくわからないままです。(^^; 「類人猿はお山の大将」とか「二人乗りのサイドカー」なんていうのも記憶にありますので、クラシック版だけではなく、モダン版もあったようです。 「百人一首」は、ちょっと高度な遊びでした。 小さい頃は、年上の姉たちが従兄弟《いとこ》や、時には友達と賑やかに競技して いるのを羨《うらや》ましく思ってましたが、そのうち、得意札を1,2枚自分の膝《ひざ》 の前に抱《かか》え込んで、たまには仲間入りさせて貰えるようになりました。 年齢の低い方は、百人一首は主に「坊主《ぼうず》めくり」で遊びました。 これは、裏向けに積み上げたものを、順番に一枚ずつとっていきます。 十二単《じゅうにひとえ》の絵は「お姫様」で、法師は「坊主」です。坊主がでると手持ちは吐き出しで、お姫様が出ると、場にでているものを全部貰えるという簡単なルールです。 私は大勝をしていたのに、最後に「蝉丸」《せみまる=百人一首にのった歌人 盲目の琵琶法師ともつたえられる》を引いて大泣きしたのを覚え ています。帽子を被って《かぶって》いるなんてズルイといって。 憧れ《あこがれ》の百人一首を、お正月に備えて覚えはじめたのは中学時代でしたが、 その頃になると、姉たちは嫁いでいって、次第にチャンスが減っていきました。 それでも、時には友達と、またクラスの新年会などで「かるた」遊びは健在でした。1950年代の後半までは、まだ、かるたはまだお正月の遊びのスターだったと思います。 かれい |
マーチャン | 投稿日時: 2005-1-5 20:08 |
登録日: 2003-12-31 居住地: 宇宙 投稿: 358 |
Re: お正月の遊び(かるた) かれいさん
引用:
東京でも、「坊主めくり」をやりました。 ただ、こちらでは「姫流し」といって「お姫様」をめくってしまうと、手持ちを全部吐き出させるという逆のルールでした。 |
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