メイン 実録・個人の昭和史I(戦前・戦中・戦後直後) 1升ビンのお米搗き(おこめつき) | 投稿するにはまず登録を |
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mikas239 | 投稿日時: 2004-10-3 18:18 |
登録日: 2004-2-5 居住地: 岐阜県岐阜市 投稿: 9 |
1升ビンのお米搗き(おこめつき) みんな配給米でその日暮らし さる都市の公営プールの脇が 我が叔母《おば》様の居住地 親が見聞を広める為か 学童の頃 よく寝泊りしたもんで… 月に何回か 食料の配給 《=主食を初め大半の食料品は人数に応じた配給制度であった》チケット《=米穀通帳(1941~1982年》で僅《わず》かばかりの玄米を買い受けて家に持ち帰り それからがたいへん! 常備してある1升ビンと細くしたてた ムチのような棒切れ 厚紙を上手に切って 漏斗《ろうと=じょうご》にして 件《くだん》のお米を1粒たりとも溢《こぼ》さぬように 流し込み 子どもの力で精一杯上下に激しく突っつく作業 丁度《ちょうど》田舎の 唐臼《からうす=臼の穀類をきねでつく精白道具》の 作業を必死に やったもの 食べるということは 言い知れぬ知恵が沸き起こり実践するものだとつくづく去る日去る時を 懐かしんでいる一シルバー 今の時代なら 差し詰め 博物館の1展示品ではないでしょうか |
としつる | 投稿日時: 2004-10-4 12:38 |
登録日: 2004-2-17 居住地: 東京 投稿: 31 |
Re: 1升ビンのお米搗き mikas239さん初めまして、としつると申します。
引用:
そうでしたね。これは敗戦後の配給米でしたかねえ、敗戦前ではなかった様な気がしますが? 何れにしても生きる為の知恵は大変でした。 益々のご健筆をお待ちいたします。 04.10.04PM;としつる |
マーチャン | 投稿日時: 2004-10-4 21:39 |
登録日: 2003-12-31 居住地: 宇宙 投稿: 358 |
Re: 1升ビンのお米搗き mikas239 さん、としつるさん
本当に、すばらしい知恵ですね。 都会の家庭で精米しなくてはならない---というときに 「一升瓶《びん》」に入れて「棒」で搗《つ》く---ということを考え付いた人は すごいと思います。 ・一升瓶はどこの家庭にもありました。(当時はお醤油も一升瓶入りでしたから) ・しかも、クチの狭い一升瓶は、お米や糠《ぬか》が飛び散る心配がないのです。 ・棒で搗くという単純作業ですから、子供でもできます。 ただ、子供の力では、なかなかはかどらないのですが。 |
らごら | 投稿日時: 2004-10-5 8:39 |
登録日: 2004-3-1 居住地: 横須賀市 投稿: 46 |
Re: 1升ビンのお米搗き マーチャンさん としつるさん
引用:
あれは戦時中からでしたが、一升瓶に玄米を入れてはたきの棒で一生懸命突っつきました。 ろくなもの食っていないから直ぐ疲れてしまって・・・ いや、あの退屈で疲れる作業が嫌《いや》でした。 どうして精米するかというと、お粥《かゆ》にしてもおじやにしても、米がふやけて量が増えるからでした。 とれた糠《ぬか》は炒《い》って食べました。 また、戦時中は楠公飯(なんこうめし)と云うのがありました。昔の武士が発明したとか。 炒り米にお湯を入れると、ふやけて量が相当に増えるんです。 もっともこれはふかふかして不味《まず》かったですが。 |
Pan | 投稿日時: 2004-10-9 16:34 |
登録日: 2004-5-7 居住地: 大阪府 投稿: 59 |
Re: 1升ビンのお米搗き らごらさん、みなさん、こんにちは。
引用:
流行っていましたね。試したことはありますが、幾ら頑張ってもちっとも白くならないので1回で止めました。 引用:
そんな理由があるとは知りませんでした。 もっと白いご飯にしたいからだと思っていました。 引用:
思い出しました。 「楠公の軍飯」と云いませんでしたか? 楠公は、楠 正成《くすのきまさしげ=南北朝時代の武将(1294~ 1336年)、大楠公》の事でしょうね。 少し塩を掛けると、芳《こう》ばしくてそれなりに美味し《おいし》かったですね。 米のままで熱湯に放り込む「ビックリ焚《だ》き」と云《い》うこともしました。 同じように米に対して多い水でもべとつかないのです。 とにかく米の絶対量が少ないのですから、何とか量を増やす工夫をしましたね。 ダイエットに苦労している人達に教えてあげたいです。(^-^) |
syouu | 投稿日時: 2004-12-4 14:34 |
登録日: 2004-8-22 居住地: 投稿: 14 |
Re: 1升ビンのお米搗き みなさん、こんにちは。
一升瓶での米搗《つ》き、この時代の方々は殆ど《ほとんど》経験されていますね。 私は、苦い経験があります。それは、搗いている途中で一升瓶の底を打ち抜いた事です。 貴重な米と瓶の破片が混じったので、混じっていないだろうと思われる処《ところ》だけ掬 《すく》い取るようにして回収?しましたが、半分以上は捨てたようでした。 今は亡き、オヤジにこっぴどく叱《しか》られたのを思い出します。 |
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