![]() ![]() ![]() | 投稿するにはまず登録を |

フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
マーチャン | 投稿日時: 2004-11-30 10:19 |
![]() 登録日: 2003-12-31 居住地: 宇宙 投稿: 358 |
炬燵 (こたつ) で寝る 炬燵で寝る
母の郷里ですごしたときの話です。 1940年代の、兵庫県北部、豊岡市近郊の農村の話です。 寒い夜、おばあちゃん(私にとっては大伯母)が「今夜は炬燵で寝ようか」といいますと、小学校低学年の子供たちは大喜び。 置炬燵《おきごたつ》に、ほんの少し炭火を入れて、それをおばあちゃんと子供たちが、かざぐるま状に囲みます。(下図ご参照)。 子供の体温で少しの火でも暖かいのです。 子供たちは、おばあちゃんに「なんぞ、話してえな」とお話をせがみます。 この地方では「お話」は浄瑠璃 (じょうるり) からストーリーを持ってきたものが多かったように覚えています。 とくに「傾城阿波の鳴門 順礼の段」* (人形浄瑠璃の代表的な作品です)がよく登場しました。 * けいせい あわのなると じゅんれいのだん 「ーーーして、かかさまの名は」「お弓と申しまするっ」「---して、そなたの名は」と、おばあちゃんは語りながら涙をポロポロこぼします。 子供たちは先をせかします。 昼間の労働に疲れた、おばあちゃんは、まっさきに寝息を立てます。 遊びつかれた子供たちもすぐ寝入ります。 そとは、しんしんと雪が降り続いていました。 ![]() |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
題名 | 投稿者 | 日時 |
---|---|---|
» ![]() |
マーチャン | 2004-11-30 10:19 |
![]() |
かれい | 2004-12-1 17:10 |
![]() |
syouu | 2004-12-10 21:32 |

投稿するにはまず登録を | |