地 域 活 動 (東京29)
第14回大江戸会

恒例勉強会は11月14日豊島区医師会館3Fに於いて開かれました。例により4Fより光ケーブルを3F迄引き、それにハブを介して各人のパに接続、 更にプロジェクターを繋いで設営完了しました。

 担当:破魔矢 diem

参加者(敬称略・順不同)
 
 1 としつる    2 破魔矢  3 ザックス  4 diem 5 ごんた 
 6 凡人   7 あろい   8 ムーミンパパ 9 リヨン 10 よっこ 
 11 かれい  12 オアシス  13 コスモス 

プログラム

  1 破魔矢さん : 「正岡子規と明治初期の日本」(60分)
     〜〜〜〜 休 憩(15分) 〜〜〜〜
  2 ザックス  : One point lesson 「写真の処理」(15分)  
  3 diem  : WPCの報告(10分)              
  4 かれいさん : 「お絵描き」(80分) 
 
                当日のチラシは→ こちら

演者による概要を以下に記します。

1 「正岡子規と明治初期の日本」  破魔矢

大江戸会にて「正岡子規と明治の日本」を話すこととなったが、子規没後100年の今年には、多くの参考書が発行されていて、天才正岡子規につき多方面からの分析がされていた。

1867年(慶応3年)に生まれて、1902年(明治35年)36歳にして死去した子規が、この短い生涯にあって、大きなものを残すことが出来た時代は、どのような時代で子規の郷里松山とはどのような場所だったのか、子規の時代以降の日本はどのように変って行ったのか、などの点に絞って約1時間の持ち時間を使わせていただくように考えて資料を準備した。

POWERPOINT2002を利用してのスライド5枚を作りEPSONの最新鋭のプロジェクターを利用しての投影は私のCASIOの携帯ノートブックより簡単に接続できた。かれいさんなどの高級ノートブックは、外部モニター接続をファンクションキーなど押さないとでてこず、こちらがああでもないこうでもないとやってもだめで、医師会館スタッフに頼んで接続。かれいさんには、「機械には詳しくないわね」と怒られました。

レーザーポインターまで医師会館の備品としてあり、5枚のスライドを種に、17歳にして上京した子規は、22歳で喀血。俳号を血を吐いているように鳴く「ほととぎす」子規、時鳥、不如帰などあるうち、子規としたとか、日清戦争に記者として従軍。神戸でひどい喀血。入院。その後郷里松山にて療養。そこで、従来より親交のあった漱石が松山中学に先生として赴任して、下宿を共にした。帰京する途中奈良の付近で「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」を詠んだ。

スポンサーの陸羯南の近く上根岸に居をかまえ、新聞「日本」に投稿母八重と妹律とを呼び寄せ、30歳以降脊髄カリエスで寝たきりとなるが、仕事はこなし、「獺祭書屋俳話」「俳諧大要」などを連載。明治35年9月18日絶筆3句を書いて、翌日19日午前1時ごろ誰にも見取られず息を引きとった。

子規28歳1894年10月12日(旧暦)芭蕉没後200年
子規17歳1883年12月25日(旧暦)蕪村没後100年

終了後、質問が10分程度あり、子規の「ほととぎす」後継者が最終的には、虚子に決まって今日の伝統俳句を不動のものとしたが当初、子規の頼みを虚子は断った話など虚子の話によっこさんは興味をもたれたとか。ごんた先生が松山高校で3年間の青春を過ごされたと松山の土地の良いことをしみじみ話されたことも印象的でした。

PowerPoint利用の話は、神田雑学大学以来であったがこのような機会を提供してくださった大江戸会特にザックス先生には大変お世話になったことをあらためて御礼申し上げます。
                         破魔矢

2 One point lesson 「写真の処理」  ザックス・杉本

 1 暗い画像を明るく

 東京湾の夜景の加工前と加工後をスクリーンに映し、逆光写真なども加工で美しく出来るので、そういうのをマルチメディア館などにあげて欲しい。
写真加工ソフトから演者は比較的安価なPhotoshop Elementsを取上げた。対象写真を開いておいて
 1)メニューバー→画質調整→明るさ・コントラスト(C)→レベル補正(L) へ行き
 2)ヒストグラムの右が平坦ならば右端のハイライトスライダーを左の裾野の少し内側
 3)明るすぎたら真ん中のガンマースライダーを少し右に戻す。

 2 明るすぎる写真

   1)上の反対に左のシャドウスライダーを右に。
   2)行き過ぎはガンマースライダーを左に。

 3 画像の縮小

  従来はJTHが愛用されてきたが、最近は「縮小専用」略して「縮専」が利用されるようになった。
  これは http://www.a-groove.com/software/index.html からダウンロードできる。特徴は
   1)ピクセルサイズの指定が出来るほか
   2)画像の鮮鋭化
   3)彩度を上げる
   4)ファイルサイズを指定できる
 などの仕事が出来、画像にs−などの字がついてくる。お勧めのソフトである。
 
3 WPCの報告   diem

今年のWPCは、10月16日〜19日東京ビッグサイトで開催されました。
近年、アメリカ発のIT不況が日本にも波及して様々な可能性のあるパソコンが一寸勢いに欠ける様子も見えている時の開催でした。各企業も得意を厳選しての出品で、見やすい分りやすいフェアでもありました。

アクティブシニアゾーンで、かれいさんが「ペイントでお絵描き」をご指導なさると伺い、是非、大江戸会でゆっくり復習会をして頂きたいと思いました。
高度なソフト合戦による手法ではなく、シンプルなお絵描きソフトのペイントで、それぞれの個性と工夫によるお絵描きを楽しみたい。かれいさんは、この願いを快くお引き受けくださり、ベテラン諸氏から「えっ?そんな事が出来るの知らなかった。」とのお声も聞こえました。かれいさん有難うございました。

4 「お絵描き」  かれい

 diemさんから、大江戸会でお絵かきを、というお申し出がありましたので、話下手だけどWPCでやったような実習でよろしいのなら、とお引き受けしました。医師会館は光収容になったとのことでしたので、それを体感してみたかったということもありました。

 準備していたプリントを忘れたことに気がついて引き返した為、20分程遅刻してしまい、着いた時には「正岡子規」について、破魔矢さんのお講義の半ばでした。すみませんと頭を下げて、こっそり着席。初の教室をきょろきょろ見回すと、テーブルの上は10口くらい差せる端末があって、5〜6台のパソコンが、なにやらややこしい配線のもとに繋がっていました。ああ、これがあこがれの光なんだ! 眩し〜い。

 受け持ち時間には、私の持参したノートもアダプターを取りつけて戴いて、無事光に接続できました。光の線は、ザックスさんが上の階から有線で引張って来られたとのこと、そういえば、ところどころにガムテープを貼り付けて押さえてあり、ご苦労の跡が忍ばれました。毎回のご準備はさぞ大変なことでしょう。本当にご苦労様です。

 まず、ペイントというソフトは、結構、面白いソフトですよというPRをした後、描き方のサンプルとして、持参した朝湖さんと合作の「うさぎ」のビデオをプロジェクターに投影して、みなさんに見ていただきました。パーツを作って組み立てていく作り方は、お絵かきという雰囲気に似合わないので可笑しかったのでしょう、頭をのっけたり、足を反転させたりする度に、「あっはっは」という合いの手を入れて頂きましたので、大いに張り合いがありました
(^○^)

 続いて、「光のプロジェクト」に接続して、出来たての「鯉のぼり」を視聴して頂きました。医師会の立派なプロジェクターに映すと、ささやかな作品でも大きく見えましたし、朝湖さんの上手なナレーションで、どういうやり方で作ったかということは、大体ご理解頂けたと思いました。

 ここで、実習しましょうかと申しましたところ、「見るだけでいいや」とのことでしたので、では、せっかく光が繋がっているんだからと「光のプロジェクト」にアクセスして、まず、会長さんちを覗かせて頂きました。会長さんはパソコンの前でコックリ、コックリなさっておいでのようでした。携帯があればお電話したんですけどぉ。(^_^) 続いて、あんみつ姫さんの「佐原大祭」と遊網人バンドから1曲を選んで視聴していただきまして、光の体験は終了。しまった、名古屋オフを見て頂けばよかった! と後で気がついたドジな私。

 「講座」という看板には似合わない、纏まらない中身で失礼致しました。でも、ああいうことは、好き不好きがありますし、どちらかといえば、あまり男性向きではないような気が、私もしておりましたのでゴザイマス。(^○^) 
でも、おかげ様で楽しかったです。子規の興味深いお話、画像のワンポイントレッスンなども、勉強になりました。いろいろとありがとうございました。またお邪魔させていただきます。       (かれい)