地 域 活 動 (みちのく 11)

2004年8月18日(水)第2回総会&特別例会
平成15年8月2日、甘辛城主さん、あんみつ姫さんの立会いのもと創立総会が開催され、設立されました「メロウ倶楽部みちのく会」と「みちのくパソコン倶楽部」。

その2つの姉妹倶楽部が早いもので丸1年経過し、平成16年8月18日に、第2回総会が開催されました。
皆様のご協力で全ての議案が承認され、二年目をこうして迎えることができました。

今回のみちのく便りは、総会の同日に特別例会として企画しました岩手大学ミュージアムの見学の様子を報告いたします。
岩手大学構内にある農業教育資料館(重要文化財)の前に集合の皆さん。
今日は、生憎雨降りでした。

この資料館は明治45年に建設されたたもので館内は盛岡高等農林学校創立以来の農学部における研究資料や宮沢賢治在学中の資料などが展示されています。
館長さんは白雪姫さんのご主人の若尾岩手大学教授です。

黄色いスタッフジャンパーを着用し、解説員の名札を首に下げているのは、白雪姫さん。
岩手大学ミュージアムは、植物園、自然観察園、農業資料館、ミュージアム本館、獣医学科標本室など岩手大学構内の施設と植物で構成されています。
今日は、岩手大学ミュージアム解説ボランティアをしている白雪姫さんが案内してくださいました。


温室が建てられている場所に啄木の妻堀合節子の生家がありました。節子誕生の地です。
高等農林学校正門脇にある寄せ棟風八角造りの門番所(重要文化財・明治36年建築)

門番所に向かい合って立つユリノキ

現在は一本ですが昭和56年の台風で倒木するまでは、美しい並木があり大学のシンボルにもなっていたそうです。


盛岡藩家臣目時家の生垣だったとか。


白雪姫さんの熱の入った解説。


自啓の森では賢治のヒノキを見上げ・・・



賢治が入っていた学生寮、自啓寮があった所。


巨大なシナサワグルミに驚き・・・

これは外国樹種を試験的に導入したもので
中国の北部・中部に分布している。

樹皮は強靭で織布や縄に適し、軽くて
柔らかい木材は茶箱、桶類のほか印材にも
うってつけとか。


侍屋敷町、山邊の松(ゴヨウマツ)

百年の星霜を経ているそうです。




世界の古生物界に大きな反響を
まきおこしたというメタセコイア
見上げる皆さん




睡蓮が咲く北水の池

破砕転圧工法を応用して造られています。
この工法は水田作りのために岩手大学農学部の研究
グループが開発したもので、土だけで造られているにも
かかわらず漏水がほとんどないそうです。
この岩手大学ミュージアム、植物園は、面積49,500u,137科530属800種余りの植物が
生育しているそうです。詳しくは白雪姫さんのホームページをご覧下さい。
http://www11.plala.or.jp/wakaony/wakao/yuko2/newpage1.html
http://www11.plala.or.jp/wakaony/wakao/6-1.html


岩手大学ミュージアム本館は、100年に
わたる大学の研究が紹介されています。


教育学部の建物のある北側には、自然観察園があります。ここは自然のままで雑草を刈ることもしていません。ここの見学は今回はできませんでした。
雨の植物園の散策もしっとりとしてなかなかいいものでした。秋の紅葉も素晴らしいことでしょうね。
このミュージアムは宮沢賢治ファンにとって、胸がキュンとする場所です。
白雪姫さん、ありがとうございました。まだまだ見学できなかったところがありますのでまたよろしくお願いいたします。

                                       写真(中芳さん)記(カモミール)