メロウ倶楽部 関西地区
活 動 報 告

奈良オフ 報告

日時:平成13年11月22日(木)午前10時集合
訪問地:談山神社・飛鳥(石舞台、橘寺、高松塚古墳)・今井町
参加者:27名。氏名アイウエオ順(ハンドル)
    石浦恒夫(かかし)石浦光子(すずめ)上田穂(俳諧師)
    江崎忠男(えー)江崎幸枝(うらら)岡田守(三蔵志郎)
    加藤久子(チャコ)加藤典余(由由)川崎広子(のぞみ)
    喜井明美(風子)北岡成章(キタノホマレ)北島三郎(BEE)
    北島芙沙子(桂女)黒田勝(一水)小池達子(あんみつ姫)
    小池浩(甘辛城主)重松啓司(レインボー)辻井昭子(テレサママ)
    中嶋秀太郎(秀)中嶋悠紀子(悠)中村克巳(変蝠林)
    成田由紀子(花水木)浜岡宣男(大阪浜宣)林香代子(かよこ)
    廣田義文(シャコンヌ)福島稜子(花より 団子)布上太三(Teddy)

幹事:北岡(キタノホマレ)岡田(三蔵志郎)川崎(のぞみ)喜井(風子) 

★ 八木駅集合〜談山神社 ☆
 
 11月22日見事な日本晴れの下、午前10時定刻には近畿日本鉄道八木駅に
参加者全員集合いたしました。三々五々近鉄デパート前のバス乗り場まで移動し,
待機中のマイクロバスに乗り込んでいただきました。
さぁ、いよいよ本日の最初のコース談山神社に向けて出発です。

北岡(キタノホマレ)幹事長より、皆さんお出迎えのご挨拶。
幹事長より順次参加者のご紹介。神奈川県よりの変蝠林名誉会長を筆頭に、
東京都、富山県、岐阜県、愛知県、兵庫県、京都府、大阪府、奈良県と
全国各地からの多彩なメンバー揃い。

よくぞこれだけお集まりいただいたと幹事一同感謝の面持ちです。

談山神社への登り道にさしかかるとさすが美しい紅葉が車窓から見渡せる
ようになりました。
到着した駐車場から少し下がって神社へ至る参道にさしかかりますと
土産物屋が軒を連ね、いかにも観光地らしい風情も漂います。

談山神社の正面には見事な朱塗りの赤い鳥居。ここから130段の石段が
本殿へと真っ直ぐに続いています。

石段の上には黄色く、あるいは橙色に色付いた見事な紅葉が青い空を透かして
美しく輝いています。皆さんにこの談山神社での見所、拝殿に入っていただきました。

拝殿は朱塗りの舞台造りになっており、回廊に吊るされた釣り灯篭と、
そこから望める紅葉の美しさはまさに天下一品、来た甲斐があるというもの。
きっとカメラのいい撮影ポイントになったと思います。

談山神社の写真を見ると必ず写っているのが十三重塔。
現存する唯一の木造十三重の塔ということで名高いのですが、バックの
紅葉を背景にすっくと建っている趣ある姿に皆さん感激された模様でした。

談山神社を出てから駐車場へと向う途中で真向かいから談山神社の全景を
捉えられるいい見晴らしの所がありましたね。

★ 談山神社〜飛鳥石舞台(昼食)☆

談山神社を後にして飛鳥へと向います。途中の道路では談山神社へと向う車が
ひきもきらずに続いておりました。
車中、幹事団の方から皆さんに訪問地のパンフレット、「飛鳥王国」という小手帳等
お配りさせていただき、飛鳥についての説明をさせていただきました。

飛鳥到着後、すぐにお弁当をお配りしての食事タイム。 芝の上に各々
座って、秋の行楽弁当を食べていただきましたが、ぐる〜っと空を見渡せば
雲一点もない見事な青空。

皆で暑い暑いと言いながらいただいたお弁当の美味しかったこと!
お配りしたビールも喉ごし良く、こういう時でしょうか、生きている
実感というのをつくづく感じるのは・・・。

皆さんそれぞれ楽しくおしゃべりしながらの遠足気分のランチタイムでした。

さて、ミステリーロマンと称される飛鳥随一の巨大な古墳、石舞台へと歩を進めました。
ま傍で見るとそうでもないのですが、方墳の内部へ入って見るとけっこう
広いものですね。冷たい巨大な御影石が天井、壁、床と一面を囲んでおり、
どうしてこの巨大な石を運んだのだのだろう、どんなふうに組み立てたの
だろう、と思いは過去へともどります。 

さて、『ここで吹いてみましょうか』とやおら組み立て式の尺八を取り出された
一水さん。 待ってました!なんとここで、この石室の中で尺八の演奏を
なさってくださるとのこと。一同固唾を飲み、またカメラをかまえた中、
静かに演奏が始まりました。 目を閉じ、音を辿っていきますと、低く、また
高く尺八の音がスーッと空間に広がっていくのが分かります。

なんという至福のひととき。。。。思わぬ尺八のライブ演奏は一同の心を
すっかり捉えたようです。あとからは入って来た小学生達も聞きたそう
でしたよ。

石舞台の前での全員での記念撮影。秀カメラマン、レインボーカメラマンが
ああだこうだとカメラの設定をしている間、ちょうど正面には二上山が美しい
シルエットを見せておりました。

☆ 石舞台〜橘寺〜高松塚古墳 ★

バスの車中で、尺八を初めて吹かれたのが聖徳太子だという一水さんの
解説をお聞きし、その聖徳太子の生誕の地と言われている橘寺に向いました。

ちょっと分かりづらい表情でしたが、善悪二面の顔を持つ二面石、タチバナ型の
塔心楚がありましたね。なんとも個性的な聖徳太子像もありましたっけ。

ついで向った高松塚古墳は一帯が広い公園になっており、少し歩いた丘の上に
円い墳墓が竹林の下に眠っておりました。えっ、これだけという小さな墳墓ですが、
中には見事な彩色画が壁に描かれており、その状態は皆さんご覧になったように
壁画館に再現されておりました。 残念ながら南壁面の朱雀は盗掘の際、壊された
ようです。

★ 今井町〜八木駅〜お別れ会 ☆

のどかな飛鳥の地を離れ、バスは一挙に江戸時代のままに街並みが保存されて
いる今井町へとタイムスリップ致しました。

この地は浄土真宗派の称念寺を中心とした寺内町であり、江戸時代には大坂、
堺との交流が盛んな南大阪最大の商業都市として大いに栄えた町です。

白壁に同じ高さの低い軒、郵便局、土産物屋、喫茶店、床屋、酒屋、今も
その外観を保ちながら実際に皆さんが生活されています。

見学させていただいた豊田家は材木屋さんであったとか。この家の奥さんが
詳しく部屋の構造、役割など説明してくださいましたね。

あと見学者用に保存しているまちや館と現在も酒屋として営業されている
河合家を見学しました。表には酒屋のしるしの杉だまが吊るされており、
今も近郷に収める分だけだそうですがりっぱな地酒を作る酒蔵元です。

ガラっと板戸を開けると階段が表われ、その階段は取り外しがきき、
客人がある時などはとっぱらって部屋にするとか。この家はいろんな工夫が
こらされています。二階には江戸期の屏風絵やご先祖さまお輿入れの
駕籠や花嫁道具が残されておりました。やはり造り酒屋だけに豪勢な
商家だったようです。

さて、一日は早いですね〜。5時だというのにもう黄昏れて暗くなって
きました。楽しかったオフ会もいよよお別れの時が来ました。
八木駅の前までマイクロバスで送っていただき皆さんとお別れです。

お天気に恵まれ、良き出席者に恵まれ、古の奈良の都から江戸期の町屋まで
盛りだくさんの見学地でした。 皆さんよく歩かれてお疲れだったでしょう。
ご参加有難うございました。幹事一同心より御礼申し上げます。

またそれぞれの地域での活動を目指し、どうぞ前向きに取り組んでくださいませ。
良き一日を本当に有難うございました<(_ _)>感謝いたします。


番外編:お帰りを急がない一部の参加者が残り、駅近くのまだ新しいうなぎ屋
    さんでお別れ会を行いました。河合家で購入した地酒、出世男とかの
    原酒持ちこみで、ワイワイガヤガヤ ああだこうだの語らい会。
    ほぼ貸し切り状態の店内でした。いやぁ〜、ほろ酔い加減で皆さんとの
    お別れ会。 これもまた楽しからずや。 ほんといい一日でした!
    
                               風子(喜井)