メロウ倶楽部  福岡地区
活 動 報 告(71)

『日韓ローカルオフin九州』

                                      一日目 二日目 三日目

韓国から下記9名の方達をお迎えして、2003年4月23日から25日までの3日間、

久住、博多、長崎でローカルオフを行った記録です。各パートをそれぞれ会員に書いて

いただきましたから文体等ばらばらですが、いかに楽しいオフであったか感じ取ってい

ただければ幸いです。 (和賀仙人)

 

訪日メンバー:(順不同、敬称略) 

                呉 景 煥(garish)    姜 泰 植(ガン)      金 洪 萬

           金 徳 五         崔 雲 澤(一松)    金 有 福

    初参加……申  秉 徹(サンズイです)   黄 炳 浩      金 正 淑

 

 

第一日目(平成15年4月23日水曜日)

 万年山(はねやま)登山、八丁原地熱発電所見学

 

 8:30 福岡の参加者10名が博多駅「舞妓像」前に集合し貸切りバスで出迎えに向う

      今日の参加会員:(順不同、敬称略)

       いれぶん 和賀仙人 FORWARD セレンゲッティ パリカ

       昭  いちえ  ひかり  PMO  メーラ

 8:45 博多港出迎え(カメリア号で到着の韓国からの来訪者は上記の9名)

       なお、10名の方達が訪日される予定であったが、金幅棊さんは釜山港で

       足止めをくったとか

           福岡のメンバーと昨年10月のオフ以来の再会を喜びあった

      都市高速・九州縦貫・九州横断高速道路で目的地へ

 9:40 山田パーキングで休憩

10:30 玖珠町のスーパーで飲み物・昼食の弁当の買い物

       ドリンク剤を求める人も。昨夜の船中の飲みっぷりが伺える光景であった

11:20 万年山駐車場到着

       山頂まで2.6kmの登りの舗装道路を登る、途中の牧場で昼食。

       牧草に車座に座って、弁当と一升瓶の酒盛りとなった

13:15 出発

14:20 九電八丁原地熱発電展示館へ到着・見学。 近くの小松地獄を散策

15:30 出発

16:15 宝泉寺観光ホテル到着

       身体が色白に見える温泉に浸る。男性軍は露天風呂で話しがはずむ

18:00−20:00 夕食

      食後、206号室に集合し、韓国の方から頂いたお土産の「韓国式すごろく」

      の講習会が始まる。数人が二手に分かれて上がりの早さを競うゲーム

      セレンゲッティさんは金洪萬さん・昭さんと囲碁の対局。

22:00 解散・就寝

 

  終日曇り空で雨が心配されましたが、万年山散策も無事出来ました。

 地熱発電所は韓国にないということで、熱心にガイドの説明を聞いておられました。

 沢山歩いた疲れは温泉で癒したものの、食後の「すごろくゲーム」では負けてばかり。

 疲れて早々に寝ました。いれぶんさんが部屋に戻られたのを知りませんでした。

 

                          「レポート担当:パリカ」

第二日目(平成15年4月24日木曜日)

 パート1 久住高原散策、酒造見学

 

  昨日は何とかもった天気が、朝から怪しくなってきた中での二日目である。

 

 8時30分 ホテル出発が急遽、朝8時30分に繰上げ出発となった。

 

 9時30分 雨の中、予定どおりに男池(おいけ)&原生林に着き付近の散策後、一部の

       者を除き、下流にある渓谷の見物に回る。

        

10時20分 ここの見物を終え、『白水鉱泉湿原』へと向かう。

       途中の車内では、昨日同様、姜 さんが、一人で喋り克、唄い車内での

       座を盛り上げて下さった。○○が飛んできて泣いた人もいたとか。

 

10時25分 白水鉱泉&湿原着 湿原内では、クマガイソウ、シャクナゲ他色んな花に

       迎えられたみたいだった。ただ、楽しみにしていた『久住花公園』に着くも、

       雨も本降りとなり屋外の花の見物もソコソコに、屋根のある室内の鉢植えの

       花を見て回った。

 

13時25分 昼食後は雨天の為、大観望行きは中止し、田主丸の紅乙女酒造へと向かう。

 

15時45分 紅乙女酒造』貯蔵所着

        同酒造の貯蔵庫に案内され、アルコール度数により分けられた貯蔵タンク

        群の、隣室の貯蔵タンクとの仕切りドアーを開ける際、『アラビアンナイト

        のアリババ』のように『開けゴマ』と全員で叫ぶと、ドアーが開くのが可

        笑しかった。(注:ここの焼酎はゴマ焼酎である)

         

  展示室では、色々な種類の焼酎の試飲が出来、左党には喜ばれたのでないかと思う。

 

16時10分  『乙女酒造貯蔵庫』を出て帰路に着く。

        

17時10分  ホテル八仙閣に当初予定よりも早く到着した。旅装を解くのもそこそこに、

        大型家電店のパソコンショップと100円ショップの二手に分かれて一目

        散ということに。

 

                            「レポート担当:昭」

パート2:懇親会

 場 所: 博多駅東 「八仙閣」

 

出席者:  訪日メンバー全員(9人)

      会員: 和賀仙人、FOWARD、いれぶん、テンネン、ひかり、パープル、

         JunSun、つゆくさ、いちえ、メーラ、アーベイン、セレンゲティ、

         PMO、せっしん  14名 (順不同、敬称略)

 

  懇親会の開始予定時刻は18時でしたが、ホテル着がほぼ一時間早くなり、その分

時間的余裕が出来ましたので、近くの大型カメラ店と100円ショップへ二手に分かれて

見学に出かけました。

 

  買物組が帰ってくるまで、姜さん紹介の、韓国双六「ユッノリ」の遊びの手ほどきが

始まりました。懇親会にだけ参加の人達もこの遊びは勿論初めてのことで、熱心に習い、

ようやくルールを理解し始めた頃に買物組が帰って来ました。

 

  18:30に和賀仙人さんの歓迎挨拶、せっしんさんの音頭により乾杯し、呉景煥さん

の返礼御挨拶をお受けして、懇親会が始まりました。二日間の小旅行で、すっかり

打ち解けた「仲間」の談笑で、食事も酒も進み、旅に参加できなかった人も、懐かし

げに旧交を温める風景が見られました。

 

>昨夜は大変に楽しかったでしょうね、異国の人という感覚が全然無くて、本当に友人

>という気持ちで参加できました。(テンネンさん)

 

  20時を過ぎると、恒例のPMOさんの「日本舞踊」、ひかりさんの「手品」が始まりま

した。それに今回は誰も予期しなかった出し物がありました。いちえさんとメーラさん

が、なんと艶やかなチマチョゴリを身に纏い、FORWARDさんと崔さんが新聞紙の腰蓑、

冠をつけてカメカメハのリズムで、フラダンスを始めました。拍手は鳴り止まず、余興

は最高潮に達した感がありました。 ところが・・・、

 

 その興奮の覚めやらぬ中に、今度は突然韓国側から出し物がありました。食事中に

なにやら準備をしておられましたが、姜さんが「影絵」のかくし芸を披露されたのです。

流暢な日本語で「母子船頭歌」を歌いながら、右手拳・指、箸を巧みに使って、船を漕ぐ

船頭さんの影絵は、圧巻の一語で、すばらしい「芸術作品」でした。

 

>姜さんの影絵のかくし芸には驚かされました。歌にあわせての繊細な指の動きに

>見惚れてしまいました。(アーベインさん)

 

 時間はあっという間に過ぎ、余興の終りが宴の終りとなりました。KJ-Club 歓迎 の

大横幕をバックに記念写真を撮り、22時に懇親会の幕を閉じました。明日はいよいよ

最後の長崎観光です。みなさん、今夜はゆっくりお休みください。

 

                        「レポート担当:いれぶん」

 

第三日目(平成15年4月25日木曜日)

 長崎観光

 

いよいよ最終になる3日目の日本側参加者は昭さん、セレンゲティさんに

替わってつゆくささん、堅香子が加わった。

 

昨日までは自然満喫・森林浴で、今日は歴史散策とでも言えようか。

 

天気予報は大雨と雷を告げていたが、曇り空の下バスは予定通り9時に長崎を目指して

博多駅を出発した。皆さん2日間の旅の疲れは全く見えず姜さん、崔さんの掛け合い漫

才の如き会話が車中に響き笑い声が堪えない。飮む、食べるも同時進行しながら・・・。

 

バスは両側の若緑の植込みをぬってやがて「出島和蘭商館跡」に到着する。”出島”とい

えばあの扇形の島、1641年平戸のオランダ商館を移転し「出島オランダ屋敷」と呼ばれた。

鎖国時代、日本と西欧を結ぶ経済・文化の交流が行われ日本の近代文化に大きな功績を果

したことは周知のことである。

 

復元整備計画に基づいて種々の建物が復元されカピタン(オランダ商館長居宅)ケンペル

(オランダ商館医)シーボルトなど当時の生活がしのばれる。この日も数人が発掘作業

に従事していた。喉も渇いて仲間の数人がアイスクリームを頬張る姿がみえる。

 

やがて、お昼になり新地中華街「四海樓」の大階段を上る。丸いテーブルに長崎皿うどん

(チャーメン)チャンポン、餃子、揚げ餅など中国料理に舌鼓を打つ。

 

さあ、お腹もいっぱい! 次なるは大浦天主堂へと歩をすすめる。

石畳の脇にはアジサイの花鉢が並んでいる。いかにもシーボルトの町だ。突然空は泣き顔に。

あっ、傘はバスの中・・・。FORWARDさんといれぶんさんが急遽傘を求めてみんなに配

られる。

雨と長崎はやっぱり似合っているナ、と変に納得する。

 

石段を上りつめると正式には「日本二十六聖人殉教聖堂」といい、日本最古の木造ゴシック

様式の教会で国宝に指定されていることはつとに知られている。堂内に足を踏み入れると静

まり返った中に映像が映し出されステンドグラス、円形ハリなど周囲の雰囲気に厳かな気分

になる。しばらく佇み堂の右側の坂を上って長崎観光の定番コースである「グラバー園」

へと向かう。

 

外国人居留地の敷地に建てられた9棟の洋館が移築されていて「旧グラバー邸」が有名である。

長崎独特の坂の地形を利用した動く歩道やエスカレーターを乗り継ぎ丘の上に出ると、ここか

らの眺望は格別で長崎港や稲佐山が一望できる。雨はすっかりあがっていた。

思い思いに記念撮影を撮る。モッコウバラの大木やハーブ等とりどりの花も咲いていた。

 

折りしも「帆船まつり」の初日、入港パレードの始まりで韓国のコレアナ・中国の飛帆・日本

の観光丸・海星・海王丸・日本丸など6隻の帆船が順次登場し帆を張る直前だった。惜しいこ

とに帆を張った勇姿を見る余裕時間がない。

 

坂道を下っているとまた小雨が降りだし突然、姜さんが ♪〜雨が降ってた しとしととある

日の午後のことだった  君と僕とは寄り添うて 雨の舗道をぬれながら〜〜♪ と歌われる、

上手だなあ!ちょっぴりロマンチック・ムードに浸りつつ・・・。 

 

土産店を覗き急いでバスに戻る。途端に雨は本降りとなった。車は渋滞し時間が気に掛かる。

和賀仙人さんが携帯電話で国際ターミナルへ、少し遅れる旨の連絡をとられひと安心。

 

やっと発着場に到着、乗船手続きを済ませた皆さんとゆっくり最後のお別れを惜しみたいの

だが時間が迫っていてママならない。秋の再会を約して握手し手を振ってお別れした。

お会いする日までどうぞお元気で。 アンニョンヒ カシプッショ!

 

                         「レポート担当:堅香子」